遠くて近い「こうしえん」。

これ以上は望めないほどの晴天に恵まれて、
第62回運動会が10月３日に開催されました。
日頃の子どもの育ちを「身体」をテーマに披露する
おなじみのイベント。

今年のテーマは「ねっとう　となりかぞく　こうしえん」。
1階・2階それぞれの「となりのかぞく」で３チームを結成し、
真夏の甲子園で闘う高校球児のように、
熱く実直に仲間と協力してプレーに熱中する姿を
出してもらおうと、チーム対抗戦として
競い合うことにしました。

各かぞくのリーダーである年長の子どもは、
「リーダー」「つくるチーム」「かぞくおうえんちありーだー」から
なりたい役をじぶんで決め、みんなの中心になって
運動会を作り上げます。

「リーダー」は、まいにち遊ぶ時間を削ってミーティングを重ね、
チーム名やシンボルマークづくりから
開会式・閉会式の台詞の考案、プログラム製作など
リーダーらしく自主的・献身的に働き、
運動会の大黒柱となりました。

「つくるチーム」は、チームのキャラクターをデザインして、
設計図を起こして大型立体マスコットを製作。
チームみんなの「こころをひとつにする」
大事なシンボルを完成させました。

「かぞくおうえんちありーだー」は、
じぶんたちで歌を決め、
踊りの振り付けと衣装も考えて作り、
まいにち練習を重ねて応援合戦に参戦。
みんなのこころを燃やしました。

そして、もはや参画するのが定番となった保護者チーム。
「企画団」を結成し、大道具・小道具・応援団と
やりたい人が得意なことを生かして子どもたちをバックアップ。
これでもか、というくらいに素敵な舞台を
裏方になって仕立ててくれました。

はまようの定番スタイルである、話し合いに話し合いを重ねて、
一人ひとりができることを１００％出し切ってつくりあげる運動会。

そして迎えた本番は、
勝った負けたの悲喜こもごもや、
ふだんは見られない真剣さや緊張や不安の表情に、
熱い本気が宿って見えました。
「こうしえん」は、目標にむかって熱くなる、
みんなのこころのなかにあるんですね。