はまようちえん二十四節季



三輪車は、なぜ2台しかないのか?
いまの園舎園庭環境になる前、
はまようの子ども用乗り物はスクーターだけでした。
しかも、自由に乗れる時間は条件付きで限定的。
なぜならば、ひとつの狭い園庭だけの空間では、
衝突事故が起こって当然の状態だったから。

3年前に「前庭」と「路地」が拡張し
走り回れる空間が増えてから、
三輪車・ストライダー・ペダル付きストライダーを
新たに加えて、乗り物はいっきに増えました。
もちろん乗車時間も全面解禁。
晴れて子どもたちは4種類の乗り物に、
いつでも・誰でも・どれでも・どこででも、
自由に乗り回すことができるようになったのでした。
めでたしめでたし。

「どれでも」と言いましたが、
じつは三輪車にかんしては、
本当のところはナーサリーかぞく専用車でした。
そのため、三輪車だけが専用ガレージが
ナーサリー階段下となっています。
しかしもう、そんなルールは自然消滅したも同然。
ようちえんかぞくの子どもたちも自由に
乗り回し、それは暗黙の了解事項となっています。

はまようちえんルールってものは、できれば少ないほうがいい。
あるいは子どもたちを檻に閉じ込めるように
監視するために大人がつくるのではなく、
子どもたちが平和に快適にすごせるように、
子ども自身が自由に決めていければなおよい、
と私たちは考えています。

でもそうすると、子どもたちだけでは手に負えない
不具合がいろいろと出てくる。
これが実は「ねらい」です。

今日も三輪車をめぐって、
朝から3歳児と1歳児が争っていました。
昨年0歳と2歳で同じ空間ですごした2人。
眉間にシワを寄せて威嚇する3歳児に、
1歳児も相手を叩きながら抗議します。
そこへふたりを知る2歳児がやってきて
「かわりばんこしたら?」
「かして、って言ったら?」
と2人に提案(当事者ではないので言える)。
最後には先生の助け船が出て
「もう一台を探しにいく」提案をしぶしぶ飲んで
ゆずった3歳児(これも成長)。

午後には午前に仲裁に入った2歳児が、
やっぱり同じ2歳児同士で三輪車を奪いあい。
2人が泣きながら激しく奪いあっているスキに、
通りがかりの2歳児が笑顔で三輪車を奪い去っていく。

「やりとり」という言葉の語源は知りませんが、
1歳から3歳の子どもたちは、毎日こんな
「やったり」「とったり」のケンカを繰り返し、
体験的に人との関係を学んでいくのですね。

2台しかない人気の三輪車。
トラブルメーカー?
いえいえ、好きな子とのはじめての2人乗り
なんて素敵なこともできちゃうんですよー。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 週数 行事 降園時刻
2 4 1号認定児 王子ZOO遠足代休 -
6 4 園庭キャンプ -
7 4 園庭キャンプ -
11 5 年少体育あそび始まり 14:00
12 5 年長みどり公園遠足 14:00
13 5 OPENDAY -
16 6 絵本貸し出し始まり 14:00
17 6 5月うまれのおたんじょうかい 13:00
19 6 子育てあのね 14:00
19 6 親子学級 14:00
20 6 王子ZOO親子遠足(午後からの保育はありません) 12:00
23 7 引き渡し訓練 14:00
25 7 親子ふれあい体育あそび参観 14:00

はまようちえん
曜日 週数 行事
6 6 園庭キャンプ
7 6 園庭キャンプ
13 7 OPENDAY
19 8 子育てあのね
19 8 親子学級
20 8 王子ZOO親子遠足(午後からの保育はありません)
23 9 引き渡し訓練


はまようちえん
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