夏休み突入。
はまようキッズたちも暑い都会を飛び出して、
森里川海で時を忘れてあそんでいることでしょう。

かつてニッポンの川には、
川ガキと呼ばれる子どもたちが棲息していました。
岩や橋の上から水の中に飛び込んだり、
魚を追ってもぐったり、
流れに逆らって泳ぎを競ったり、
夏になると日本中のきれいな川に
その姿が見られました。

いつの頃からか、川は危険なもの、
近づいては
いけないものになってしまい、
水も汚れて、川から川ガキの
姿は消えていきました。

長年、川から子どもを遠ざけてきた結果、
川ガキを体験しないまま大人になった人が、
自然の法則を見誤って大きな事故に遭うことも
起きています。

川は危険なもの。
それを否定するつもりはありません。
川ばかりか、海も森も里だって、
危険はどこにでもあります。
というか、
都会の道路は自然のなかよりもずっと危険です。

危険だから止める、危険だから近寄らないというのも
リスク回避としては「アリ」でしょう。
でも、危険だからといって、
なんでもかんでもむやみに子どもから遠ざけてしまう
考えに、私たちは賛同できません。

自然のルールや法則は、子どもの頃から
あそびながら覚えていく。
あそびかたを正しく教えてくれる大人がそばにいる。
たぶんそれがいちばん、子どもにとって
幸せなのではないでしょうか。
たぶんそれが、子どもを将来にわたって、
つよく、かしこく育てていくのではないでしょうか。

夏を越えて、たくましくなったはまようキッズに
再会することを楽しみにしています。
よい夏を。

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