ちょっと消極的で受け身な学年。
そんな風に語られてきた第64期年長児たち。
3月1日は、卒園式までの最後の学年イベントである
メチャビー大会でした。

一人ひとりの一年間の育ちを集めて
チームで戦うこの活動でも、
64期らしさを存分に発揮してくれました。

練習を始めた最初はぶつかることを嫌がり
尻込みする子が目立ちました。
しかしこの姿は、彼らのデフォルト
（勝負事に燃えません）。

試合を始めると、子どもたちに
勝ちたい気持ちがたちあがり、
例年以上に活発に作戦会議が
繰り返されました。

毎回、勝つための作戦を立てて試合に臨み、
試合後は結果をふりかえり
次の作戦を作り上げていくという
PDCAサイクルを、各チームが
自発的にまわしていました。

作戦会議でたいせつにしてきたのは、
チームの勝利のために一人ひとりが
できることを探してする事。
「点とられへん子はどうしたらいい？」
「ぶつかるのがいやな子はどうしたらいい？」
課題にぶつかるたびに作戦会議で解決策を
話し合ってきました。
話し合うことは得意な64期。

迎えた本番。
そこで見られたのは、
会議によって生み出されたであろう、
じぶんのできることをやり続けた
例年にはなかったフォーメーションや技でした。
じぶんの力をみんなのために使うこと。
それを喜びに感じ、意気に思うこと。
はまようが目指している、
つよく、かしこく、うつくしい
姿がそこにはありました。

４月からいろいろ言われてきた64期ですが、
帳尻をあわせてくるところも彼ららしい。

勝って喜び、負けて泣き。
もうすぐ、泣いても笑っても
はまようでの生活がおわり、
新しい生活がはじまりますよー。