4月2日にナーサリーかぞく、
10日にようちえんかぞくの入園式を行い、
平成30年度がスタート。
どちらの日も気持ちの良い快晴のもと、
今年度新設のナーサリールームに7名、
ナーサリーかぞくに12名、
ようちえんかぞくに55名を新たに迎え、
全園児233名でのスタートです。

今年度は平成時代の最期。
はまようは、こども園として4年目となり、
創立65年目の節目の年ともなります。

春にはじまり夏秋冬を経て、
まる一年をともに過ごしてひとつ年を更新する。
毎年あたりまえのように繰り返すサイクルは、
数多くの「ありがたい」偶然が
積み重なって奇跡のように完結されます。

わが子が毎日無事に健やかに過ごし、
未来に向かって順風満帆に
成長していくことはすべての親の願いです。
しかし、そんな奇跡はやってきません。
壁や段差に行く手を阻まれ、
傷ついたり傷つけたり、
つまづきや失敗なしに
人が成長していくなど望んでも詮無いことです。

明日はどうなるかわからないなんて
おおげさなことを言うつもりはありませんが、
未来の結果や成果のために
今を生きることよりも、
いまここを楽しむ、
面白がることを最優先して、
一日一日をたいせつに、ていねいに、
子どもたちの成長にコミットしていきたいと
願っています。

今日、子どもたちが踏み出した新たな一歩。
小さくて、大きな一歩。
ここから、一人ひとりが、
じぶん自身の「わたし」と「ぼく」の物語を
自由につくりあげていきます。

人と同じであることに安心する時代から、
人と違う良さを見つけ認めあえる時代へ。
見たことのない新しい時代を生きる子どもたちに、
何を伝え、どんな体験の扉を開くのか。
私たちオトナの勇気や想像力、
子どもとともに生き、
子どもを信じる強さが試されています。