11月1日晴れ。
今年もアイツはやってきた。
今年のアイツはどんなヤツだ？

帽子にベスト、虫眼鏡に靴・・・
園庭のあちこちには、アイツが
忘れていった（？）証拠物件が多数。
足跡もみつけたぞ！

落ちていた手紙には、
「たんけんぐっずが　なくなっちゃった」と
書かれていた。
たんけんぐっずとは、
とれじゃーべすと、
へるめっと、
おーる、
ぼうけんぶっく、
むしめがね、
くまで、
くつ、
だって。

それって、ぜんぶ、ここ（園庭）に落ちてるやん！
それって、ぜんぶ、おれらがみつけたやん。

おまけに園庭は穴ぼこだらけになっているから、
おれたちは、
まだ土のなかに「おたから」が
あるかもしれないと、せっせと穴掘り。

こうして毎年、アイツらがはまように
落ちてきて20年。
毎年、この時期になるとなぜか
決まってやってくる。
毎年毎年、
だけどアイツは、
初めて出会うんだ。

そして。
アイツらの困り事をおれらが解決してやって、
アイツはおれたちを「いっちょまえ」の人に
認めてくれる。

そんな物語（ファンタジー）は、
一生の宝物になる。
それは、きっと、こんな風にね。

現きのっこスタッフが、
いま24歳の卒園児の娘から
聞いた実話（はなし）として
『きのっこ通信』に書いてくれたエピソード。
「先日娘から年長の時に幼稚園に
突如現れたパピポの話しで
同級生と盛り上がったと聞きました。
幼少時代の色んなワクワクを与えてくれた
思い出はずっと心に残るんだと感じました。」

2021年のアイツも、そんなレガシーの仲間入り。
今年はSDGsやCOPにからんで環境問題が
ベースになってるらしいよ。

お楽しみは、これからだぜ。