はまようちえん二十四節季


ひとり一人の「したい」を讃える、
シタイナーほいく。
はまようの子どもたちは、
誰かが何かをしている側に来て
「ぼくもしたいなー」と主張します。
本館縁側や新館テラスで毎朝行っている
MTC(モーニングテラスクッキング)で、
それは、「たべたいなー」に変わります。

そんな子どもたちの姿を受けて、
はまようの保育はシュタイナー教育ならぬ、
「シタイナーほいく」と自称している近頃です。

如月2月。
3日の節分を前に、1日の朝は、
室町時代からの節分の風習である
「柊鰯(ひいらぎいわし)」の行事として
園庭に七輪を据え炭火で鰯を焼きました。

はまようちえん炭を団扇であおぎ、まるごとの鰯が煙を
上げながら焼かれていく様子を
寒さをこらえながらじっと見つめる子ども、
「早く食べたいなー」と気もそぞろの子ども。
賑やかに走り回る子どもたちがいる
園庭の一角で、
そこだけ伝統行事に浸る、
ゆったりとした時間が流れていました。

焼き上がった鰯は、縁側で先生にほぐして
もらって大事そうに一口ずつ食べます。
最後に残った頭は柊の小枝に刺して
柊鰯にして、各かぞくの
部屋の入り口に飾られます。

3日の豆まきは、じぶんでつくった
お面で鬼に扮した子どもたちが
園内に出没し、友だちや先生たちに
豆を投げられ「退治」されます。

2020年に認定こども園で4歳児の
死亡事故があってから
「5歳以下には豆を食べさせない」よう
注意喚起が関係省庁から園にも届きます。
豆まきは小袋に入ったものを
投げるという「対策」もあるようです。

4日は、立春。
新しい一年の始まりです。
園長が「立春大吉」のお札を作り、
厄除けの願いを込めて玄関に貼りました。
エントランスには、奈良吉野山の
金峯山寺の星まつりで
一年間の開運厄除けの御祈祷を受けた
お札も新しく掛け替えられます。

二十四節気の始まりに
「邪気から守られますように」と願って
行うさまざまな伝統行事。

子どもの安全・安心を「神頼み」に
帰することはあってはならないことですが、
時代とともに変わりゆく
子どもをめぐる環境のもとで、
折り重なっていくさまざまな「制約」に
真摯に向き合い、
いまここでしかできない体験と、
一人ひとりの「したいなー」の思いを
できるように保障する。

幾世紀も続いている伝統行事を
現代に継承していくことの意味を問い続け、
その子がその子らしく命を輝かせるために
必要なことは何かを、
絶えず千思万考しながら、
毎日を楽しく健やかに
過ごしていきたいと願っています。

今月は、子ども一人ひとりが、
いまの「したいなー」を発表する
生活発表会があります。
わたしになる。ぼくになる。
いまここでしか見られない姿を披露します。
「ブラボー」のかけ声で讃えてあげてくださいね。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事 降園時刻
1 2月うまれのおたんじょうかい 13:00
6 保育参観 14:00
8 保育参観 13:00
15 令和5年度新入園児おはなし会
※1号認定児は昼うさぎtimeありません。
13:00
16 生活発表会 準備
※1号認定児は昼うさぎtimeありません。
14:00
17 生活発表会
(雨天の場合は休園。19日(日)に延期)
※1号・2号認定児ともに
 終日うさぎtimeありません。
12:00
18 OPENDAY -
19 生活発表会予備日 12:00
20 子育てあのね 14:00
21 年長雪あそび遠足 14:00
年長は
14:15
21 絵本貸し出し終わり(年長は22日(水)) 14:00

はまようちえん
曜日 行事
15 ようちえんかぞく令和5年度新入園児おはなし会
18 OPENDAY
20 子育てあのね

はまようちえん
はまようちえん