はまようちえん二十四節季


ファンタジーが耕す。
「わしはやおよろずがっこうのイザナギというものじゃ」
今年は、ついに真打ち!
「カミサマ」のお出ましです。
古事記、日本書紀の神さまの破天荒な物語に、
心躍らせた経験がある方も少なくないと思いますが、
はまようにやってきたイザナギさんは、
有名なそのカミサマとはちょっと違うよう。
どちらかといえば『どろぼうがっこう』の
「くまさかせんせい」のような
庶民的(?)なカミサマみたいです。

はまようちえんイザナギ校長の出す宿題に、
あーだこーだと話し合いながら、
回答していく子どもたち。
じぶんの得意なことを披露したり、
友だちの新たな一面に目を見張ったり。
色の神、夜の神、音の神と
次々とカミサマの存在を知らされて
驚きと発見、謎解きの毎日に心躍らせています。

「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、
やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、
この種子をはぐくむ肥沃な土壌」。
レイチェル・カーソンは、
幼児期はこの土壌を耕すときだと説きました。

私たちがこのプロジェクトを通して達成したいのは、
大人が知っている知識や知恵に気づかせたり
学ばせたりすることではなく、
起こった事実に出合ったときの、
この時期の子どもにしか生まれない感情や
思考、発想を自由にすることです。

自由にするとは、「よい、わるい」や
優劣をつけず、ありのままを受容することです。
そこには、正しい完成形はなく、
間違いも失敗もありません。
大人はこの枠組みを子どもに保障するだけで、
子どもは心から沸き起こる好奇心に従い、
意欲的に自然に、物事を「よりよい方向へ」
ドライブさせていきます。

ファンタジーという舞台装置は、
一人ひとりの豊かな感性と表現力を起動させ、
ともに物語を紡いでいく多様な仲間たちとの
協働がそれを増幅させていくことの
面白さや醍醐味に子どもたちが没頭する、
幼児期にしかできない生きた体験。

今年は毎日参観日を設けて、この物語の
推移を見ていただいていますが、
大人から見るとわかりやすい実も花も得られないし、
何をやっているかわかりにくく見えるかもしれません。
しかし彼らの心の土壌は確実に感情や思考、発想の
栄養を蓄えて耕されています。

将来素敵な花を咲かせたり、おいしい果実を
実らせたりするために必要な、地味だけど
大切な営みです。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事 降園時刻
1 (再)卒アル用かぞく写真撮影
※全園児撮影します。
13:00
6〜
17
- ファンタジープロジェクト参観 -
7 秋のみのり遠足 14:00
12 親子ハイキング(申込者のみ) -
13 子育てあのね 14:00
22 ファンタジープロジェクト前日準備のため
1号認定児昼うさぎtimeありません
13:00
23 ファンタジープロジェクト親子自由鑑賞日 -
24 通常保育 14:00
25 OPENDAY -
26 うえださんの畑へ行こう(申込者のみ) -
27 1号認定児ファンタジープロジェクト代休日 -
28 絵本貸し出し終わり 14:00
29 11月うまれのおたんじょうかい 13:00
30〜
12月
7日
- 個人懇談 -

はまようちえん
曜日 行事
7 秋のみのり遠足(いねかぞくのみ)
12 親子ハイキング(申込者のみ)
13 子育てあのね
25 OPENDAY
26 うえださんの畑へ行こう(申込者のみ)

はまようちえん
はまようちえん