はまようちえん二十四節季


「知性」は自然の中に。
ゴールデンウイークが終わり、
園庭に賑やかさが戻ってきました。
連休中に家族で出かけたことを
問わず語りに話してくれる子どもたちから、
心から楽しかった様子が伝わってきて、
聞いているこちら側が
幸せな気持ちになってきます。

モノより体験。
子どもたちが欲しいのは、
ほんとうは家族で過ごす楽しい時間なのですね。
とりわけ、都会(日常)から離れて
山川海里の自然の中での体験は
身体の奥に染みこみます。

はまようちえん素肌で感じる太陽の温かさ、
頬をなでる風のやさしさ、
足先が痺れるような沢の水の冷たさ、
鼻孔をくすぐる雨上がりの森の匂い、
耳奥で鳴り続ける岩場に打ち付けられる波音は、
五感の奥底まで染み込んでいき、
じっくりと時をかけて熟成されていくのです。

あふれる情報と快適性を高める
テクノロジーに支配されていく、
子どもたちが生きるこれからの時代。
気がつけば毎日を何かに追い立てられるように、
ただあくせくしているだけで一日が終わる。
そんな未来さえ予感できる今。

人は自然の一部であり、
人は自然に生かされていることを、
「知識」ではなく実体験に根ざした
「知性」として身につけるために、
幼児期に自然にふれてあそぶことは必須であり、
なによりも大切な時代になっています。

なぜなら子どもたちが生きる近未来、
気候変動や貧困や格差など、
地政学的な地球規模の難問に、
いやがうえでも誰もが思いを馳せなければ
ならないからです。
そうした時代に、生きとし生けるものの
生命を大切にした最適解をみつけてくれるのは、
きっと幼児期に自然のなかで育まれた
知性であると信じるからです。

でもね。
休みを越えてわれわれがいつも思うのは、
そういった「先を見通した知性の育ち」以前に、
「みんなケガや事故無く元気に帰ってきてくれるかな」
という「生命の保全」という
あたりまえのことなのです。

たとえば休日に
高速道路で長距離を移動していると、
しばしば目を疑うような光景に出遭うことがあります。
走行中の車内の中央に見える
明らかにシートから起ち上がっている
幼い子どもの影です。
この連休中も車外に放り出された幼児が
亡くなる痛ましい事故がありました。
嫌がるから、
子どもがじっとしていないから、
そんな理由でシートベルトをしない選択肢はありません。
そんな車を見るといつも腹立たしさとともに、
ただただ無事を祈るしかないのです。

これから夏に向けて、自然のなかへ
お出かけが多くなってほしい。
だけど、車での移動の際は、
どうか車内全員の
シートベルト(チャイルドシート)着用を
切にお願い申し上げます。

幼児期に育みたいのは、
なによりもまずは、健康な生命なのだから。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事 降園時刻
2 年長みどり公園遠足 14:00
7 年長みどり公園遠足 延期日 14:00
9 年少体育あそび始まり 14:00
14 かぞく懇談(かぜ・つき) 14:00
15 内科検診(かぜ・つき・うみ) 13:00、
15:00
16 かぞく懇談(たいよう・うみ) 14:00
18 OPENDAY  
21 絵本貸し出し始まり、親子学級 14:00
22 5月うまれのおたんじょうかい 13:00
23 かぞく懇談(やま・そら) 14:00
24 かぞく懇談(ほし) 14:00
25〜
26
土〜
園庭キャンプ  
28 引き渡し訓練、年中長人形劇鑑賞 14:00
29 内科検診(ほし・やま・そら) 13:00、
15:00
30 子育てのあのね 14:00

はまようちえん
曜日 行事
18 OPENDAY
21 親子学級
25〜
26
土〜
園庭キャンプ
28 引き渡し訓練
30 子育てのあのね

はまようちえん
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