10月 神無月 October 2006
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子ども魂、スイッチオン。
一昨年に続き、雨に降られた運動会。強引な私たちの進行を、あたたかく見守ってくださった保護者の皆さまに、この場をお借りしてあらためて感謝申し上げます▼徐々に激しさを増す雨のなか、年中のパラバルーンと年長の組体操は、はまようちえんの歴史に残る名演技となりました▼幕体が雨を含みいつもと勝手が違うパラバルーン、ぬかるむ足元に苦戦する組体操で、子どもたちは一切弱音を吐かず、練習では見せなかった真剣な眼差しと心から楽しんでいる姿を見せてくれました▼一人ひとりが持つ隠れた「子ども魂」に、私たち大人が勇気を120%もらった運動会だったと言えるのではないでしょうか▼いま子どもをめぐる環境は、大人の価値観や思惑によってめまぐるしく変わってきています(今月から全国でスタートした、保育所と幼稚園の機能を一体化した「子ども園」もそのひとつ)▼そんな中で、私たちが忘れてならないのは、子どもが子どもであることにどっぷりと浸かれる環境を保障することだと思います▼思い切り泣けること。わがままを言えること。いやと言えること。手を貸してほしいときに助けてと言えること。しようとしていることに手や口を出されないこと。好きなことを好きなだけできること。信じてもらえること。冒険心や好奇心を見守られること。話しを聞いてくれる大人がいること。話しをしてくれる大人がいること。他人と比べられないこと。過度の期待をかけられないこと。育ちを急かされないこと。いま、ここにある自分を無条件に受け容れてくれる人がいること・・・そんな環境を用意できているだろうかと日々自問自答することが私たちの努めです▼今年度も折り返しを過ぎました。残り半分も、子どもたちの魂にスイッチが入る体験を、たくさんつくっていきたいと思います。 のじぎく国体 今月の予定
四ノ宮浩監督の新作「(仮)-天国の子どもたち-」 セーブザチルドレン unicef 日本国際ボランティアセンター ピースウインズ・ジャパン |
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