はまようちえん二十四節季



ガマンするのは?
昔むかし子どもは、何もできない、
何も知らない未熟な人間と思われていました。
だから大人は、子どもを「教育」
しなければならないと信じられてきました。

世界にはまだ、子どもをそうした存在
だと決めつける場所があり、
強制的に労働させたり搾取したり
しているところもある。
女子にいたっては、教育の機会さえも
奪われている。
悲しいことです。

最近の科学によると、
子どもは本当のところは、
さまざまな「力」を、
生まれてからずいぶん早い段階で
すでに持っていることがわかってきました。
たとえば、
じぶんの顔を鏡で見たこともない
新生児といわれる段階の赤ちゃんが、
人の顔真似をするまぎれもない事実。
真似るは学ぶの原点といいますが、
生まれてすぐに学びが始まっていると
言っても過言ではないといえます。

はまようちえんのナーサリーかぞくは、
2年目も最終期に入りました。
ごま(0歳)、むぎ(1歳)、いね(2歳)
かぞくの子どもたちは、
心身の成長とともに「できること」が
日に日に増え、じぶんたち自身がそれを喜び、
自己有能感を高めて
新しいことにどんどん意欲を発揮しています。

はまようちえんと言っても、他者とのコミュニケーションは、
まだまだ練習が始まったばかり。
いねかぞくは毎日毎日、ケンカがつきません。
たとえば三輪車をめぐって
「かして」「いやだ」の問答が繰り返され、
挙句の果てには力づくの奪い合いになります。

当事者同士の親がそばにいると
ともすれば「かして」「いいよ」を
大人の都合で押し付けられるかもしれません。
あるいは力づくの奪い合いを
「がまんしなさい」と断じて制止し、
さらには危害(?)を加えたほうに
謝罪を強要し正論でねじ伏せる。

しかし、そうした「頭ごなし」な
一方通行的問題解決は、
実は何も解決しないと私たちは考えています。
むしろ、子どもに考える余白を与えず、
思考を停止させかねない指導である、
とさえ思っています。

「いやだ」と拒否することを保障される。
それは同時に他者からも「いやだ」と言われる
可能性を示唆することになります。
思い通りにはならない体験を味わい、
地団駄を踏んで悔しがり、泣きわめく。
(そしてその理路を、奪い合う子どもたちは
たいていわかっています)
そうした負の体験から、子どもたちは
思考を巡らし、やがて他者の思いの側に
立てるようになると、
争わずに分け合うことの意味に
「たどり着く」のです。

子どもは私たちが考える以上に、
自ら学ぶ存在であり、経験から
学び取る力を持っている存在です。
そのために必要な負(不)の体験を
大人がどのくらい寛容になって、
受容できるかが試される時代が
いま来ているのかもしれません。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 週数 行事 降園時刻
4 43 OPENDAY -
7 44 保育参観 14:00
9 44 子育てあのね 14:00
14 45 保育参観 14:00
16 45 生活発表会準備
(1号認定児昼うさぎtimeなし)
14:00
17 45 生活発表会
(1号2号認定児昼うさぎtimeなし)
12:00
22 46 園歯科医亀井有太郎先生講演会 13:00
23 46 2月うまれのおたんじょうかい 14:00
25 46 新入園児講演会(講師小田豊先生) -

はまようちえん
曜日 週数 行事
4 45 OPENDAY
9 46 子育てあのね
18 46 生活発表会・かぞく懇談
23 48 園歯科医亀井有太郎先生講演会
25 48 新入園児講演会(講師小田豊先生)


はまようちえん
はまようちえん