はまようちえん二十四節季



ぼくらの猛暑対策。
先月のコラムでは、6月に起きた地震に触れましたが、
7月は記録的な豪雨が西日本を襲い、
またしても多くの尊い命が損なわれました。
そして、雨のあとは今度は記録的な猛暑。
もはや「異常気象」が日常化していると
言っても過言ではない近年です。

夏休みに入ったはまようでも、
連日WBGT(暑さ指数)*は「厳重警戒」「危険」レベル。
WBGTをそのまま鵜呑みにすれば、
夏休み中、子ども達は一切外で遊んでは
いけないことになります。

しかし私たちは、そうすることだけが
子どもを守り育てることの「正解」では
ないと考えています。
WBGTの数値を意識しながら、
じぶんたちの「肌感覚」と子どもたちの
今の様子を見ながら、いまこの時を
どうゆたかに過ごすかを考えて、
配慮しています。

はまようちえん 概ね、午前中はプールに入って、
午後からは
エアコンのある新館1階・2階を使ったり、
屋外では日陰や縁側で遊ぶようにしています。
幸いはまようには、
木陰や路地など日差しを避けられて
風通しのよい場所も多くあり、
子ども達が選択できる
あそびのメニューも多彩です。

今日ふと、
風が心地よく通る路地を通りかかると、
子どもと先生が、
ゴザを敷いて机に向かっていました。
何をしているのかと尋ねると
「もうすぐ小学校へ行くから、そろそろ本格的に
勉強せなあかんねん」と年長児が、先生と作った
自分専用のノートに文字を書き写していました。

セミ取りや水遊びなど、身体を使った
あそびが得意なイメージのある
はまようの子どもたちですが、
さすがにこの暑さのなか、一日中そんなこと
してられないよなあと感心したのでした。

春からまいにち外で遊ぶことを積み重ねて、
暑さにも順応してきた子ども達。
「暑い暑い」と、言っても詮無いことは
彼らは口走りません。
暑ければ水を存分に浴びたり、
エアコンの効いた部屋で昼寝したり、
風の通る「教室」で勉強したり。
文句を言う前に、最適な場所を選んで
じぶんのしたいことをする。

エアコンの効いた部屋や
アスファルトの都会が生活ベースの大人では
想像できない「猛暑対策」をとって、
彼らはこの夏もまたひとつ、
大きく成長してくれるのだと確信します。


参考・環境省熱中症予防情報サイト




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