はまようちえん二十四節季



わたしの世界を変えるチャンス。
6月1日月曜日。
先週までの分割登園を解除し、
今日から全園児の登園が始まりました。
やっと今年度が本格スタートします。

緊急事態宣言が出されて以後、
毎日さまざまなデータや知見をにらみ、
段階的かつ慎重に登園者数を増やしてきたところ、
今日は95%の園児が登園してくれました。

実のところ、まだまだCOVID-19に対して、
その警戒を解くことのできない段階のいま、
全園児登園を始めても登園者は6〜7割くらいでは
ないかと予測していました。
ご理解ご協力に、本当に感謝いたします。

子どもたちは朝から好天の下、
思い思いにあそんだ後、
初めてじぶんのかぞくの
先生と友だちと集まって顔をあわせました。
先生が自己紹介したり、かぞくの名前を確認したり、
さあ今日からようちえんがいよいよ
はじまるよーってことを、こころからわかちあったのです。
子どもたちにしてみれば、
それは特に感慨深いものではないのでしょうけれど、
私たちはこの日を本当にこころから待ちわび、
どきどきして迎えたのでした。

はまようちえんこれまで私たちは、
地震や台風などの自然災害が起きるたびに
「当たり前の日常」に感謝したものでした。
今回はじめて
感染症ウイルスという脅威に晒され、
為す術も無く、
台風が去るのを待つように
家の中でじっとしていなければ
なりませんでした。
しかしその「待機」が、
まさか3か月に及ぶとは、
まったく想像もしていませんでした。

今日からCOVID-19とともに生きる
「新しい日常」の始まりです。

新しい日常を始めるにあたって、
少し気になるデータがあります。

日本、米国、英国、イタリアの各400人ずつに、
感染拡大真っ只中の3月下旬、
こんな質問をした調査がありました。

(1)感染した人がいたとしたら本人のせいだと思う
(2)感染する人は自業自得だと思う

この2問に対して
①まったく思わない②あまり思わない
③どちらかといえば思わない
④どちらかといえば思う
⑤やや思う⑥非常に思う
を選択してもらうと、
質問(1)で、④から⑥までを含めた「思う」は、
米国で計4.8%、英国で計3.5%でしたが、
日本は計15.3%でした。
質問(2)で「①まったく思わない」と強く否定
したのは、米国は72.5%、英国は78.6%でしたが、
日本で①を選んだ人は29.3%でした。

COVID-19を巡って、
感染者への嫌がらせや差別的な言動、
ネット上の誹謗中傷が後を絶ちません。
「自粛警察」という言葉も生まれました。

日本が欧米よりも感染拡大を抑えられているのは
日本人のルールに対する真面目さが一因とされる反面、
感染者に対しては自己責任を強く求める傾向が
強く私たちにはあるようです。

COVID-19は、いつどこで誰が感染するかわからない
ため、これほどまでの脅威になっています。また、
誰かに知らず知らずのうちに感染させているかもしれない
可能性が誰にでもある、ともいわれています。

感染症にかからないためには、
一人ひとりが自然免疫力を高めることが大事。
自然免疫力を高めるのは、
睡眠、栄養、保温、そして
ポジティブなこころと笑顔だと言われます。

歴史的にみても感染症は、
人と人を非情に分断し人のこころまでも蝕む病。
しかしこんな「ワナ」にはまってはなりません。
人と人がともに生きるためには、
「他者を思いやる想像力」がたいせつだと、
昔から言われてきました。
私たちのなかにあるその力を
今こそ掘り起こしたいと思います。
COVID-19のおかげで世界がこんなに
良くなったと言える日はきっと来る、と信じて。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事
6 OPENDAY
17 6月うまれのおたんじょうかい
18 年中長体育あそび始まり
子育てあのね
21 父の日ハイキング
25 年長遠足(ベイコム陸上競技場)

はまようちえん
曜日 行事
6 OPENDAY
18 子育てあのね

はまようちえん
はまようちえん