はまようちえん二十四節季


火遊びのススメ。
今日から師走。
暖かかった秋を経て
朝の気温がようやく一桁となり、
園庭のケヤキはすっかり葉を落とし、
カエデとイチョウも紅葉のピークをすぎ、
冬の足音が聞こえてくる季節となりました。

中庭ではおおきいぐみの男子たちが
焚き火を作り、アルミホイルに包んだ
なにかを焼いている模様。
ふと見れば、全員半袖Tシャツで。

「もうええんちゃう?」と
確認しあい焚き火から取り出したのは、
皮付きまるごとのタマネギ。
先生に剥いてもらった1枚のタマネギに、
はふはふと息を吹きかけ
「あつ、あつ」とつぶやきながら
ちびちびとかじりつく。
うまいのか、うまくないのか?
何も言わず一心に食べる。

はまようちえん冬になれば朝から夜まで
園庭でいくつもの焚き火が作られて、
その火を囲む人たちの間に
暖かくて和やかな時間が流れます。
周りで多くの人がめいめいの
ことをして遊び、どれだけ
にぎやかな園庭でも、ここだけは
見えないドームのなかにいるような、
静謐な場になっています。
ナーサリーの子どもたちも、
ちょこんと座って黙って火を
見ているのです。

現実として、
オール電化の台所に火は無く、
子どもたちは本物の火を間近に見る
経験もなく育っていく可能性もあります。

ICTや科学技術が発展し、
五感で味わうすべての生きた体験が、
脳に働きかける仮想空間での「体験」として
置き換えられる可能性も囁かれるいま。

それでもはまようは、まだまだ、
いやだからこそ、冬になればマッチで
焚き火の火をおこします。
幼児期の子どもには、五感を刺激する
生きた体験が必要です。
四季の変化を感じ、その季節ならではの
遊びを通して自然への興味関心や
好奇心・探究心を育むことは、
仮想空間で代替できるものではありません。

秋から冬にかけてのはまようは、
サンマを炭で、サツマイモを落ち葉で、
丸鶏を石窯で焼いて食べる贅沢三昧。
火に感謝して、自然に感謝して、
胃袋が満たされる。
その一つひとつの体験が心の底にたまっていき、
「わたしになる。ぼくになる。」
につながっていくのですね。




はまようちえん
はまようちえん
曜日 行事 降園時刻
11/30〜
12/7
個人懇談 -
3 子ども人権DAY(親子学級) 14:00
6 卒園アルバム用集合写真撮影 14:00
8 内科検診(2号のみ) 13:00
10 子育てあのね 14:00
11 OPENDAY -
15 12月うまれのおたんじょうかい 13:00
17 おもちつき
給食おわり
14:00
19 きまぐれ市 -
20 2学期終業式 11:30
21 1号認定児ふゆやすみうさぎtime 始まり -
22 令和4年度 新入園児親子面接 -
24 1号認定児うさぎtime 年内最終日 -
28 2号認定児 年内保育最終日 -

はまようちえん
曜日 行事
3 子ども人権DAY(親子学級)
8 内科検診
10 子育てあのね
11 OPENDAY
17 おもちつき
19 きまぐれ市
28 3号認定児 年内保育最終日

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