背中を押すのは誰か。
新型インフルエンザの発生に伴った緊急措置も奏功したようで、ようやく日常生活が平静を取り戻しました。保護者の皆さまにおかれましてはこの間のご協力誠にありがとうございました。
突然の長期休みを過ごした子どもたちの様子が気になりましたが、蓋を開けてみると予想以上に落ち着いており胸をなで下ろしています。
さて。インフルエンザに歩調をあわせるように、近ごろちょっとお日様の元気もないようですが、これから夏に向けて幼稚園では恒例のどろんこ遊びが始まります。これまで8週間、ちょっぴりよそよそしくすごした新しいクラスの先生や友だちと、ひっちゃかめっちゃかなどろんこ遊びをすることによって、どんな変化が見られるか。去年、泥で遊べなかった子どもは、今年は自分から遊んでくれるか。そんな姿が見られることを期待していますが、子どもによっては先生が背中を押す場合もあります。
苦手なこと、無理だと思っていること、不安なこと、不利益を被る(と思い込んでいる)ことなど、さまざまな「葛藤」場面に対峙したとき、人は自らの「成熟度」を試されます。そして、そんな葛藤こそが、自信や自己肯定感、自己有能感や自尊感情を育むチャンスであることを私たちはしばしば忘れがちです。「子どもたちは矛盾と謎と葛藤のうちで成長しなければならない」(内田樹)。にもかかわらず、わが子が直面するそんな矛盾や謎や葛藤に、親である私たち自身が耐えられなくなり見守ることができなくなってきているように思います。
大きな声であいさつができるようになる。嫌いな野菜が食べられるようになる。苦手な○○ができるようになる。年少の子に大事な○○を取られたり壊されたりしても「しょうがない」と苦笑する。いま目の前にある○○を、我慢することができる。そんな、葛藤を乗り越えた先にある「成熟」を子どもが獲得するために、ときには喉まで出かかった言葉を飲み込み、ときには勇気を出して自らの背中も押すのが大人の構えです。葛藤に直面する「どろんこ遊び」は、いま大人たちにも必要な経験なのかもしれません。
きのっこ(親子ひろば)、OPENDAY(園庭開放)では学生や一般のボランティアを随時募集しています。詳しくは園までお問い合わせください。 |
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今月の予定
日
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曜日
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週数
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行事 |
降園
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1
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月
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-
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代休 |
休
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2
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火
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9
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れんげ組参観+クラス懇談+ランチ会 |
14:00
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3
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水
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9
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内科検診 |
14:40
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4
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木
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9
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まつぼっくり組参観+クラス懇談+ランチ会 |
14:00
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5
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金
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9
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どんぐり組参観+クラス懇談+ランチ会
親子学級 |
14:00
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10
|
水
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10
|
内科検診 |
14:40
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12
|
金
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10
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子育てあのね |
14:00
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16
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火
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11
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歯科検診 |
14:00
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17
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水
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11
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5,6月生まれ児誕生会 |
13:00
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18
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木
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11
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けやき組参観+クラス懇談+ランチ会
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14:00
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19
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金
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11
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かえで組参観+クラス懇談+ランチ会
親子学級
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14:00
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20
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土
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-
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OPENDAY、キャンドルナイト(要申込) |
休
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21
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日
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-
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父の日ハイキング(要申込) |
休
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25
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木
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12
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すずらん組参観+クラス懇談+ランチ会 |
14:00
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26
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金
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12
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なでしこ組参観+クラス懇談+ランチ会 |
14:00
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30
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火
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13
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個人懇談(〜7/8まで) |
14:00
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