考える、変わる、はまよう。
7月1日。
まだ朝ウサギの子どもたちが数名いるだけの園庭で、
セミが「ひと鳴き」。
まるで夏の始まりを告げるかのように、
短いけれどはっきりと声をあげました。
もうそうすると、1学期があと3週、
あっという間に夏休みです。
今年の夏休みは、ご案内の通り
はまようにとって大きな分岐点となります。
そう。ふたつの園舎にさようならをするのですね。
平屋の園舎は51年、鉄筋園舎は39年、
はまようの子どもたちと共にありました。
数千人のいろんな思い出が染み込んでいます。
この雰囲気が好きという声も、よくお聞きします。
しかし、時代とともに世代交代です。
写真の風景も、今月が最後。
おつかれさま、ありがとう。
いつも、昨日より今日、今日より明日を
良くしていこうと変わり続けるはまよう。
山あり谷ありの日々ですが、
どんなときも変わらないのは、
子どもたちのよりよい育ちのために
与えられた条件のなかでベストを尽くすこと。
そのために目の前の子どもと親を
しっかりと見て、そこで起きていることを
理解しようとし、何をすればよいかを
みんなで考えて行動します。
こう書くのはカンタンではありますが。
いつのときも正答の定まらない問いを前にして、
気分は絶えず崖っぷちだったりするのも正直なところです。
「これがあったらなあ」とか「あれがないからなあ」と
思案して歩みを止めることはせず、
「やれることから」などと呑気に構えず、
いつも「やりたいこと」を実現させるために
「どうすればよいか」を考え続けるしか
ないかなと思うのです。
「どうしたらいいかわからない」と言うときは、
考えることを止めているのかもしれません。
走りながら考え、考えながら走るのが、
はまよう式なんですね。
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