次の60年、はじめます。

　いよいよ、ついに、人類がいまだかつて体験したことのない2014年が始まりました。
　新年あけましておめでとうございます。
　３月が来ると、はまようちえんは、開けまして60周年となります。はまようちえんにこれまでつながってくださった皆さまに、心から感謝もうしあげます。

　「いよいよ、ついに」なんて、ちょっと仰々しく始めた新年のコラムですが、それにはワケがあります。
　いま、この国の子どもたちの育ちと子育てをめぐる環境（しくみ）が、大きく作り替えられようとしています。幼稚園がこれまで通りの幼稚園ではなくなることだってあります。新しいしくみは平成27年4月のスタートで、今年はその準備年。幼稚園や保育所にとっては、オリンピックとワールドカップを同時開催するくらいの、上を下への大騒ぎな一年になると予感しています。

　そこで『はまよう』は、次の60年に向けて大きな一歩を踏み出すことになりました。
　チャレンジは、二つあります。
　まず、時代という大海を力強く進み続けるための希望の船をこしらえることにしました。小さいけれど、必要なものはすべて揃っている機能的な船です。さらに、船の性能をフルに発揮できるよう、乗組員は独自の新しい乗り方を開発することにしました。

　ハードとソフトを刷新することよって、この地域のすべての子どもと親に新しい乗船券をお渡しできるようになります。このことは、私たちがずっと望んできたことであり、いくつかの障害が取り除かれた今年が、そのベストタイミングであることに疑いの余地はありません。

　平成26年1月10日。久しぶりに登園してきた子どもたちの笑顔が園庭に明るく輝きました。次の60年も、この笑顔がずっと続くよう、教職員一同力をあわせて精一杯がんばりたいと思います。皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

　あらためまして、今年一年も、どうぞよろしくお願いいたします。