学校法人小寺学園浜幼稚園
2月 如月 February 2012年 平成24年
ちっちゃいぐみさんにやられた〜。オニは、たいさ〜ん。
あそびをせんとや、うまれけむ

2月3日節分。「おには〜そと、ふくは〜うち」のかけ声とともに、大豆つぶてがオニめがけて投げられます。はまようちえんでは、豆を投げる人も投げられるオニも、子どもたち同士で代わりばんこにやり合います。

自作の紙袋覆面を被ったオニは、どちらかというと「ぎこちなく」他のクラスの子どもたちに襲いかかり、迎え撃つ人はオニを恐れるどころか嬉々として豆をぶつけて退治するのが、よく見られるたたかいの図。

たたかいの喧噪の中、子どもたちを
よおく見ていると、こんなことが起こっているのに気づきます。

年長オニが年少児に襲いかかるとき、年長オニはなんだかとっても優しいオニになります。わりと突っ立っているだけ、というオニも少なくない。そんなオニたちめがけて、年少児は容赦なく至近距離から豆を投げつけます。

逆に年少オニが年長クラスを襲撃すると、年長児は子どもには手加減をして豆を当て、一緒についてきた年少担任に思いっきりぶつけるという「身代わり攻撃」をしかけます。

こんな「調整力」や「思いやる気持ち」が自然と表れるのは、これまで幼稚園で、顔や体格、年齢や得意なことなどが自分と異なる他者と共に、さまざまな体験を積み重ねてきた今の時期だからこそ。毎年の伝統行事遊びは、子どもたちにとっては、幼稚園での数ある楽しい遊びのひとつです。しかしそこに、これからの人生に必要な「学び」が生まれていることを、彼ら自身はまだ知らず、私たちは知っています。

はまようちえんという場所で、子どもたちは、ただ「遊んでいるだけ」。運動ができたり、楽器が弾けたり、絵が上手に描けたり、好き嫌いがなくなったり、そんな「できる」ことを目標にした活動はほとんどない。

今の幼児期の子どもにとって、他人と群れて「遊ぶ」ことがどれほどたいせつな経験であるかエビデンスを示せと問われたら、わたしたちは今、上述のように日常の断片を語ることしかできません。しかしそこには、かけがえのないたいせつなものが潜んでいるように経験的に思えるのです。

今月の生活発表会。ステージに立つのは、一度きり。その舞台での姿は、まぎれもない「いま、ここ」の彼ら自身。できれば、わが子だけを胸から上のアップで観るのではなく、少し視野を広めにとって友だちのなかにいる一人として(他人と比べるのではなく)ご覧ください。私たちが知らなかった、子ども一人ひとりの豊かな「学び」の世界が見えてくるかも知れません。


※保育者・保護者のために「子どもっておもしろい!!子どもってすごい!!」をテーマに書かれた『子どもの遊びの世界を知り、学び、考える!』小田豊著(ひかりのくに)は、在園児の方には全員に進呈させていただきました。在園児・卒園児の方でご希望の方には1260円(税込み)のところを1100円にて頒布させていただきます。園まで直接お申し込みください。今月25日、小田豊先生の新入園児保護者対象の講演会を園で開催します。

今月の予定


曜日
週数
行事
降園
1
37
発表会予行
13:00
3
37
節分まめまき
14:00
9
38
発表会前日のため13時降園
13:00
10
38
生活発表会
12:00
11
-
建国記念日
14
39
人形劇鑑賞
14:00
15
39
誕生会
13:00
17
39
親子学級
14:00
18
-
OPENDAY
21
40
保育参観
14:00
22
40
保育参観(おかずつきごはん)
14:00
23
40
てづくりお弁当/年長雪遊び遠足
14:00/ 年長14:30
24
40
子育てあのね
14:00
25
-
新入園児特別講演会(小田豊先生)
14:00


きのっこ(親子ひろば)、OPENDAY(園庭開放)では学生や一般のボランティアを随時募集しています。詳しくは園までお問い合わせください。

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